新着情報

  • HOME
  • 新着情報
  • リサイクルアルミ材を使用した自転車 「ZEEN WIND」を Japan Mobility Showで展示

2025/10/28 新着情報、プレスリリース

リサイクルアルミ材を使用した自転車 「ZEEN WIND」を Japan Mobility Showで展示

リサイクルアルミ材を使用した自転車 「ZEEN WIND」を Japan Mobility Showで展示

当社、リサイクルアルミを使用した自転車「ZEEN WIND(ジーンウインド)」を10月29日から開催される「Japan Mobility Show 2025」にて展示することをお知らせいたします。ZEEN WINDは2022年に量産・販売に向けたコンセプトモデルを発表し、3年の試行錯誤を経て、コンセプトモデルをベースにした限定生産のリミテッドモデルを完成させました。

「ZEEN WIND」は、株式会社日立ハイテク(以下、日立ハイテク)、株式会社エイチワン(以下、エイチワン)との共創プロジェクトで開発した環境負荷の少ない資源循環型製品です。フレームのメインパネルの製造には、日立ハイテクとエイチワンが量産供給に向けて開発を推進している新技術「アルミホットスタンプ」を採用しています。またメインパネルの素材には、新開発の自動車のアルミホイールスクラップを原材料とするアルミ板*¹を使用することで、リサイクルアルミを使った自転車の生産を実現しました。リサイクルアルミを使用することで、新地金由来のアルミ材料と比べ製造時のCO2排出量を最大97%削減*²しています。

今回のリミテッドモデルでは、アルミホットスタンプで生産されたアルミ板を接着する際に、自動車などにも採用される高強度接着剤を使用しています。リベットと合わせてこの強固な接着剤を使用することで、自転車として必要な強度をさらに高めています。JISの強度要件を満たし、強度/振動試験をクリアしています。

コンポーネントには今年新たに発表されたSHIMANO製Q’AUTOを採用。SHIMANO Q’AUTOはCUES 1×10 / 11sに対応したDi2変速システムで、AI学習機能を備えライダーのペダリングに応じて最適な変速を自動で行う(オートマチックシフト)革新的なシステムを実現したコンポーネントです。最新のコンポーネントを搭載することで、限定生産モデルの自転車としての完成度を高めました。

コンセプトモデルからリミテッドモデルの生産までには、さまざまなトライアンドエラーを積み重ねてまいりましたが、無事に今回の発表を迎えることができました。

*¹リサイクラー、材料メーカー協力のもと日立ハイテクが開発を推進している材料です
*²日本アルミニウム協会の公表値による値です(新地金1Kg製造時のCO2排出量9.24Kg。再生地金1Kgでは0.309Kg)

 

ディティール

コンセプトモデルでは溶接だったヘッドパーツ、リアエンド、ボトムブラケットを、接着およびリベットすることで溶接レスへ変更しました。本モデルでは、溶接痕を無くしつつ、溶接に掛かる電気代の削減にも取り組んでいます。

 

「ZEEN WIND(ジーンウインド)」に込められた想い

「ZEEN WIND(ジーンウインド)」の名前はホダカが展開した初めてのスポーツバイクブランドを由来としています。アルファベットの最後に来る「Z」はこれ以上無いことを意味し、また「ジーン」は「神(ジン)」との意味もこめられ、究極を意味します。
今回は、このZEENを更に進化させ「WIND」をつけました。自転車に乗れば誰もが風を感じられること、世界に旋風を巻き起こす製品になるという思いがこもっています。

 

ZEEN WINDの展示予定について

モビリティ産業に関する最新の技術やデザインについての情報を紹介する「Japan Mobility Show 2025」にて、実車を展示いたします。

・Japan Mobility Show 2025
会場:東京ビッグサイト
会場住所:東京都江東区有明3丁目11-1
展示場所:西展示場 1階 TOKYO FUTURE TOUR 2035内 アウトドアゾーン 竹中工務店ブース
展示期間:2025年10月29日(水)~11月7日(金)
Japan Mobility Show 2025公式サイト:https://www.japan-mobility-show.com/